クイック 2019年3月期 第3四半期決算発表
2019年1月31日に、僕の保有株の一つ、クイック(4318)の3Q決算が発表されましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。
第3四半期連結業績
まずは、3Qまでの累計の成績ですね。
売上高、営業利益、経常利益、純利益共に2桁の成長を遂げてますね。
やっぱりこの会社は安心して見てられると思います。
これによって通期の進捗率は82.5%の達成となっています。
このため、この発表と同日に通期の上方修正も発表されました。
上方修正発表
経常利益が、これまでの25億3000万から、27億9400万への+10.4%の修正です。
修正の理由としては、やはり幅広い分野で人手不足が深刻化している、ということですね。
人材関連はもう終わってる、という声も時折聞こえますが、やっぱり現場では人材が必要なのです。
また、働き方改革による生産性向上や職場環境改善も追い風になっているようです。
そのような企業の、人材採用や人事評価、育成等の人材サービスに対するニーズや関心は非常に高いようでもあります。
実際、クイックはこの点で専門領域での人材サービス(紹介や派遣)に強みがあります。
また、新卒、中途採用でも大きく力を入れています。
加えて、「日本の人事部」というサイトにより、多くの企業の人事に関する問題の解決に大きく貢献しているようです。
このように、時代のニーズにマッチしたクイックの業態は、引き続き堅調に伸びていっているようです。
お陰で、増配の発表もなされました。
配当金増配発表
2円の増配で、配当金は年間40円へと引き上げられました。
クイックは、配当性向として「親会社株主に帰属する当期純利益の40%」を掲げておられます。
なかなかの高めの配当を約束しておられて、今回も当期純利益の修正に合わせて、きっちりと増配してこられました。
株価の反応とまとめ
今回の3Q発表と増配の発表で、株価は大きく上昇しました。
もともと昨年末の地合の悪さで大きく下げていた分を取り戻しつつありますね。
でも、まだPER16倍程度なので、もっともっと上がる余地はあると思ってます。
このままもとの適正水準へ上昇を続けてほしいと思います。
この会社はもともと長期にわたって増収増益基調で成長している会社なので、安心して保有していられると思います。
また、配当性向も高めに設定してあるので、長期にわたって配当金ももらいながら業績の成長と、株価の上昇を見守るのにはとてもよい銘柄だと思います。
会社の経営理念も、「関わる人すべてをハッピーに」という好感を持てるものです。
ぜひとも、このようなよい会社に成長していってほしいと思っています。
というわけで、当分がっちりホールドの方向で温かく見守って行きたいと思います。