ウィルグループ 2020年3月期 第2四半期決算





2019年11月7日に、保有株の一つ、ウィルグループ(6089)が2020年3月期 第2四半期決算を発表しましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。

第2四半期連結業績

1Qで順調な決算を発表してくれてましたが、2Qも引き続き好決算となっています。
株探のニュースの見出しでは、「ウィルG、上期税引き前が75%増益で着地・7-9月期も55%増益」となっており、中期経営計画の達成に向けて順調に進んでいることがわかります。

 

とはいえ、これはIFRSという会計基準への変更に伴って、見かけがよくなった、という部分は否定できないのでちょっと複雑な感じです。
それでも、通期目標に向けてどんな形であれ、達成へ向かっているということはポジティヴにとらえていいのではないでしょうか。

 

現在注力している3事業(ファクトリーOS事業、介護ビジネス支援事業、海外HR事業)が好調に売り上げに貢献しています。
そして、元々の主要3事業(セールスOS事業、コールセンターOS事業、ファクトリーOS事業)で利益率が改善されています。
また、数年間先行投資して拠点を増やし続けていた介護ビジネス支援事業でも、やっと利益が乗り始めています。
この調子でいけば、営業利益の通期目標40憶を達成できそうなのでしばらく見守りたいと思います。

 

配当については今のところ18円で据え置きとしていますが、総還元性向目標30%を掲げ、自社株買いも始めています。
人材に関してもいまだ需要は大きいようですので、もう少し伸びていくのではないかと期待できそうです。

株価の反応とまとめ

決算翌日の株価は+29円と地味な上昇にとどまりました。
確かに大きなサプライズもなく、様子見の人も多いと思われます。

 

現在PERは11.75倍とあまり先の期待がされていないようですが、業績の改善とともに再び期待値が上がるのではないかと淡く期待してます。
増収増益基調には変わりありませんので、もうしばらく保有しようと思っています。