クイック 2020年3月期 第2四半期決算

2019年10月31日に、僕の保有株の一つ、クイック(4318)2020年3月期第2四半期決算が発表されましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。




2020年3月期第2四半期連結業績

上期を終わった時点で、売上高、利益ともに改善している感じがします。
1Q時点では、各種利益が6~7%でしたが、上期累計では再び二けた%に戻っています。
売上高も10%近くまで持ち直しています。

 

経常利益の通期目標への進捗率は78.7%ということで、前年に比べて進捗率は向上しているようです。
しかし、通期目標がかなり低く設定されているので、あまりここで期待しすぎるのは危険かもしれません。

 

通期の目標に関しては、引き続き10月の消費税導入、米中問題やブレグジットといった国際情勢による景気の悪化懸念のため慎重な見通しをキープです。
それでも、人材サービス事業、情報出版事業は好調な業績を上げています。
ただし、リクルーティング事業では若干の減収、海外事業は先行費用のため減収減益となっています。

 

ですが、トータルでは増収増益基調は変わらず、売上高・利益とも上期の期間における過去最高を更新しております。
これまで、通期では9期連続の増収増益を達成していますが、10期連続に向けて順調に進捗している様子がうかがえます。

 

というわけで、今回もサプライズはありませんが、堅調な業績の推移を確認できたと思います。

株価の反応とまとめ

決算発表の翌日、クイックの株価は+45円、と微増に終わりました。
やはりサプライズがなく、驚きの好決算というわけでもありませんので、こんなものかなというところです。
現在PERは14.86倍、業績は堅調。
というわけで、今後も爆謄することはないと思いますが、地味に上昇を続けるのではないかと期待しています。
配当性向は40%、配当利回りは2.8%ということで、なかなかの高配当株でもありますので、しっかり長期の伸びを信じて保有を続けたいと思っています。