10月の新規銘柄発掘

※ (2018年11月30日投稿分 サイト移転のため)



夢真ホールディングス購入

10月の暴落の最初の下げのタイミングで、かつてから狙っていた銘柄として、10/10に夢真ホールディングス(2362  東証ジャスダック)を単価1049円で100株購入しました。
そして二日後の10/12には、1031円で100株を買い増し、合計200株の保有となりました。

 

夢真ホールディングスは、人材派遣会社の一つです。
これまで、ウィルグループやクイックなども人材派遣が業態に含まれるので、あまり重複するのは分散投資の観点からは良くはないとは思っていましたが、ウィルグループを買い増しした、という感覚で購入しました。

 

この会社は派遣と言っても、特に建設技術者の派遣に特化しています。
それも、単なる作業員の派遣ではなく、現場監督、工程管理もできるような技術者を育成して派遣する、という高単価が期待できるという点で大きな強みを持っています。

 

オリンピック需要で人材不足という面もあると思いますが、オリンピック後も大型の案件を相当数確保しておられます。
結局、日本の建設業界では、建設就業者が減少し続け、逆に、その需要は増し続けているのが実態のようです。
さらに、IT分野でのエンジニア不足も顕著で、エンジニア派遣に関しても、今後相当伸ばしていく計画を立てておられます。

 

やはり人手不足は、大きな社会的な問題ですので、このような人材派遣の分野は引き続き伸びていくと思われます。

 

そして、この会社の強みは、研修などによりハイレベルの技術者、エンジニアを派遣するため、単価が高く、非常に利益率が高いことです。
よって、技術者数、稼働率、稼働時間、派遣単価、のいずれも伸びているので、売上高は今後の大きな伸びが期待できます。
と同時に、販管費もおさえながらしっかり利益も上がるように企業努力しておられます。

 

ウィルグループは今先行投資中なので、もう少し時間がかかりそうなのですが、夢真ホールディングスは少し早めの株価の上昇が期待できるのでは、と思って購入いたしました。

 

では、四季報から業績を見てみます。

業績の伸びがとても良いです。
特に16年以降の伸びと予想は素晴らしいですね。
25~30%の伸びを示している急成長株と思われます。
人材確保、研修のための積極的な先行投資のため、利益が少し上がり渋っているところもありますが、今後それが実となりさらなる増益につながって行く事が予想されます。

 

配当も35円準備しており、配当利回りはこの時点で3.35%と、なかなかの高配当になっています。
株主の方もしっかりと向いて、企業活動している様子がうかがえます。

 

四季報コメントでは、独自増額、とあります。
四季報記者は会社予想よりももっと利益が出ると予想しているようですね。
建設技術者派遣は、稼働率、派遣単価、ともに上昇基調、またエンジニア派遣も着実増とあります。
引き続き続伸していく様子を読み取ることができます。

 

財務面では、自己資本比率は51.7%で、有利子負債も現金同等物を大きく下回っているので、問題ないと言えるでしょう。
また、配当性向は、130.6%と恐ろしく高いですね。
17年には、一株当たりの利益が19.1円なのに、配当を35円も出しています。
これは太っ腹すぎます。
18年の一株当たりの利益予想は42.9円で、配当は35円キープです。
余剰金はさらなる再投資に回すと語っておられましたので、まあ当然の成り行きでしょう。

 

こんな感じで将来性を期待できる銘柄として、目をつけていました。

 

この株が、10月の暴落の最初の下落に合わせて下落していたので、ここは買いのタイミングと判断しました。

 

残念ながら、まだ株価は低迷を続けておりますが、いずれ上昇していくと期待して、ホールドを続けてまいります。