ハウスドゥ 2019年6月期 第3四半期決算発表





2019年5月13日に僕の保有株の一つのハウスドゥ(3457)の2019年6月期 第3四半期決算が発表されましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。

第3四半期連結業績

この銘柄も、申し分ない成長を遂げていると思います。
累計の売上高は44.6%増、営業利益は44.1%増、経常利益は50.5%増、純利益は68.5%増と、完全に増収増益の業績を打ち出しています。

 

通期目標への進捗率は59.8%と、やや見劣りのする数字になっていますが、実績が2Qと4Qに偏重するのは前もってわかっています。
本来なら2Qで行なわれるべきファンドへの譲渡約30億円が間に合わず、今回の3Qで実績としてしっかり上がっています。
期ズレ、ということになりましたが、しっかりとこの譲渡スキームが確立できましたので、次回4Q本決算では、同じく数十億単位で譲渡されおおきな利益を生み出すことが期待できます。

ストックビジネス3事業の伸長

ハウスドゥの特徴はストックビジネスを重視している、というところになると思いますが、今回もストック3事業は堅調に伸びています。

 

その一つ、フランチャイズ事業では、不動産売買フランチャイズに加え、新たに不動産賃貸ブランドのレントドゥを設立したことで加盟店舗数拡大及びサービスの拡充を図っています。
それによって、3Qの売上高は12.1%増、営業利益は9.8%増となっています。
フランチャイズ店は現在578店舗、2025年までに1000店舗を目指して投資しつつ拡大を続けています。

 

二つ目はハウスリースバックです。
ハウス・リースバック事業においては賃貸用不動産購入による安定収益の確保に加え、不動産ファンド及び不動産会社等への売却によるキャピタルゲイン獲得のスキーム構築により収益を拡大していっています。
これが確立することで、2Qと4Qで着実に大きな利益を生み出せるシステムが出来上がったと言えるでしょう。
それでファンドへの譲渡が行なわれた今回3Qは、売上高は189.5%増、営業利益は128.9%増という、非常に大きな利益を生み出すことに成功しています。
高齢化社会にあって、絶大なニーズがあり、ブルーオーシャン市場とも言えるこの事業はこれからも大きく伸びて行く事が期待できます。

 

三つ目は不動産金融事業です。
これには、安藤社長が今1番てこ入れしているリバースモーゲージが含まれます。
現在、リバースモーゲージ保証事業は8つの銀行と提携を拡大し「不動産+金融」の取り組みを強化しつつあります。
3Qでは、売上高は70.5増ですが、営業利益は13.1%減になっています。
提携金融機関の増加対応に向け、体制の整備、人材確保などの先行投資に今はお金を使っているということですね。
安藤社長も、恐らく、リバースモーゲージはハウスドゥのメインの事業になるのではないかと大きな期待を持って取り組んでおられると言っておられました。
3年後、5年後を見据えた先行投資時期である、ということになります。

株価の反応とまとめ

今回は、さほど大きく株価には変動はありませんでした。
それで、引き続きPERも12%ぐらいをウロウロしています。
僕の印象では、やはりこれは割安だと感じていますね。
やはり不動産業界につきまとう印象のせいかもしれません。
しかし、不動産業界を変える、というハウスドゥのビジネスモデルは、これはいずれ大きく世のためになるものだと思っています。
そうなれば、必然的に株価もそれに合わせて上昇すると期待しています。

 

現在、僕はハウスドゥの株をNISA口座に200株、特定口座に400株持っています。
配当性向も30%以上を目標に掲げていますので、配当金をもらいながら、事業の拡大と株価の上昇を期待のうちに見守って行きたいと思っています。