2019年 年間投資結果




2019年 総合損益状況

今年の投資を振り返って

2018年5月から始めた株式投資の2年目が終わりました。

 

1年目は銘柄選択において失敗を繰り返しての損失、その上に米中貿易戦争の激化による10月以降の下落に巻き込まれて大きく損してしまった初年度でした。
年末にはクリスマスショックなるものにも巻き込まれて、最終日の損失は-924666円(確定損失-509598円と含み損-423300円の合計)となってしまったのでした。
結果として、入金額に対する損益率は-34.71%という惨憺たる投資デビューです。

 

この大きな損失はまあ一年目の勉強代と割り切って、2年目の2019年は、とりあえず「損益率をプラスマイナスゼロに戻そう」という目標で再スタートを切りました。

 

2019年の始まりと共に、世界経済の悪化懸念による地合いの悪化にまきこまれて業績に関係なく売られまくった銘柄が、再び値を戻していきました。
そのため、年末のバーゲン特価となった銘柄たちの株価は春先にかけてぐんぐん上昇していき、3月末には損失額が-100000円近くまで戻すという驚異的なパフォーマンスを見せました。
あの、年末のバーゲンセールの時に、もっと買いたかったのに現金が足らなかったのが本当に悔やまれます。
やはり暴落に備えてキャッシュポジションを高めておくのも大事だと痛感させられました。

 

そして、日経平均は、夏枯れ相場を経験したものの、最終的には年末高となり、年間のパフォーマンスは+3641円(+18.2%)という上昇相場となっています。
要するに、この2019年は全体として地合いが良いほうだったと言えます。

 

で、僕自身の結果は、昨年末の損益合計が-924666円で、2019年末は+195913円となっています。
つまり年間で損益合計は+1120579円という上昇により、プラスに転じることができた、ということになりました。
よって、今年の目標だったプラマイゼロを大きくクリアできたと思います。

 

評価額ベースで見ますと、2018年末は入金額2664000円に対して1739314円の評価額となっていましたが、2019年末は入金額を追加せずに2859913円になったということになります。
よって、評価額前年比164.4%、ということで、今年の対前年パフォーマンスは+64.4%ということになりました。
まあ、昨年末が下げすぎてたのでこんな大きな数字になってますが、上昇したのはうれしい限りです。

 

配当金に関しては、今年は44252円をいただきました。
仮に入金額2664000円を普通預金で預けていたら、1年の利息は0.001%の26円しかつきませんから、その1702倍をいただくことができた、ということになります。
これも、株式投資の醍醐味の一つと言えますね。

年末のポートフォリオと銘柄に関して

昨年末と比べると、けっこう保有銘柄の入れ替わりが見られます。

 

まず、昨年持っていた夢真ホールディングス不二精機ジー・スリーホールディングスはすべて売却しました。

 

夢真は成長率は高いのですが、今はまだ投資期間中で利益が伸びていない、ということでいったん損切り撤退してます。
不二精機は、やはり製造業で対中国などへの輸出が多い、というのは、外的要因にさらされやすい、ということで損切りしてます。
ジー・スリーホールディングスは、やってることが統一性がなく、頼みの太陽光発電所の売買も厳しい状況になってきたため損切りしました。

 

代わりに新規銘柄として今年購入したのが、アステリアテラスカイビジョンセキュアヴェイルです。

 

アステリアは、RPA(業務自動化)エッジコンピューティングIoTなど、テーマ性に富む、今多くの会社が必要としているサービス、製品を提供しています。
大手顧客が2社しくじったために、ストップ安を2連発で食らった後に購入しました。
事業としては、大きく伸びていくと僕は強く期待しています。
テラスカイは、クラウドに特化していて、特に企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化の支援に強みがあります。
加えて、量子コンピューターの分野も今後大化けしそうな期待を込めての購入です。
ビジョンは、Wi‐Fiルーターレンタルが大きく成長しています。
インバウンドだけでなく、世界中で安定した通信を提供していますので、今後の伸びがかなり期待できると思っています。
セキュアヴェイルは、情報セキュリティにおいて、製品、サービスの提供が伸びてます。
企業のクラウド化は避けて通れませんし、そのためにセキュリティの重要性は今後もいっそう増すと思っています。

 

引き続き保有しているのが、システム情報ウィルグループクイックハウスドゥの4銘柄です。
システム情報は、これまでもシステム構築・更改で安定して大きく業績を伸ばしてます。
加えて、AIクラウドRPA(業務自動化)セキュリティといった分野でも、伸びていくことが予想されます。
安心しての長期ホールドとしたいと思ってます。
ウィルグループは、一時期投資のために利益の伸びが鈍化したため、株価が大きく下がってました。
しかし、再び増益基調に戻ってきたために、下げた分の上昇を見込んでホールドです。
ハウスドゥクイックは、どちらも成長に鈍化が感じられるので、利益確定売りをして最低単元株のみの保有としています。
しかし、増収増益は変わらないので、タイミングを見て再び買い増しも検討しつつ見守りたいと思っています。

2020年の目標

2019年の目標の「全体の損益率をプラマイゼロにする」は無事に達成できました。
しかし、2019年は地合いの良さに助けられた面も大きいかと思われます。
また、現在、日経平均が24000円前後という近年での高値圏でうろうろしてます。
この後、さらに上値を追う可能性もありますし、再び調整もしくは下がっていく可能性もあります。
なので、地合いに関係なく伸びていく銘柄を見つけたいと思っています。
本当にいい銘柄は、全体が大きく下げている中でも上昇していくものがあります。
そんな銘柄に当たれるよう、銘柄選択のスキルをさらに上げていきたいと思います。

 

目標の数字としては、今年は損益率が-34.71%から7%へのプラテンに成功しましたので、20%を目標に上手な資産運用をしていきたいと思っています。