システム情報 2019年9月期 第3四半期決算発表





2019年8月9日に、保有株の一つ、システム情報(3677)が2019年9月期 第3四半期決算を発表しましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。

第3四半期連結業績

まずは売上高は23.7%増と、堅調な伸びを見せてくれています。
毎度のようにこのような安定的な成長が感じられています。

 

そして、営業利益、経常利益、純利益、ともに50%増と、大きく伸びています。
このへんは想像を上回る好決算をたたき出してくれたと思います。
第2四半期でも、ほぼ同等の伸びを見せていますので、いかに安定的に成長しているかがよくわかります。

 

そして通期予想も経常利益35.4%増が見込まれており、この1年しっかりと業績が好調を保っていることがわかります。

 

決算短信によりますと、情報サービス産業においては、AI、IoTなどに関する先端的な技術を活用した「デジタルトランスフォーメーション(DX)」推進の動きが加速度的に進展している、という考察があります。
その流れに乗って、システム情報でもAIを活用したコグニティブサービス、情報セキュリティを含むITソリューションサービス、クラウドサービス、RPAサービスなどのソリューションビジネスは、新規開発案件の受注増大により、順調に業容を拡大していると報告されています。
まさに、AI、IoT、RPAといった内容は、非常にテーマ性のある分野として注目されており、そこに特化した会社は大きく業績を上げていっています。
そんな時代の波にうまく乗れている感じが伝わってきます。

 

こうした事業内容から考えて、当分の成長は安泰ではないかと感じれる決算短信になっていました。

 

また、3月に続いて、7月にも業績の上方修正、および、増配が発表されています。
まさに、今、ノリに乗っている感じがします。

株価の反応とまとめ

この会社はすでに3月の時点で上方修正、東証1部への指定替え、増配、優待拡充を発表しており、途中の株式分割を経て、7月には再び上方修正と増配が発表されています。
そんな盛りだくさんの材料によって、すでにかなり株価が高騰しており、PERも30を超えるほどの株価で推移しています。
とはいえ、今の成長率からすると、PER30というのも決して割高ではないと思えます。
会社の成長とともにEPS(1株当たり利益)を切り上げながら、期待値のPERと共に株価のいっそうの上昇の見込みがあるのでは、と思っています。

 

実際、すでにいろんな好材料を織り込んでいたためか、今回の好決算でも株価はあまり大きく変動しませんでした。
しかし、大きく売られることもなくじわじわと上昇を続けています。

 

また、この8月には「JPX日経中小型株指数」の2019年度(2019年8月30日~2020年8月28日)構成銘柄としても認定されています。
東証1部への指定替えに加えて、こうした選定によって、多くの投資家の目に触れてさらに株価の上昇も見込まれます。

 

これからもしっかりとホールドしたい、よい銘柄に出会えたと感じています。

 

しかし、マクロの世界を見ると、リーマンショック以来の逆イールドが発生し、ここ1~2年のうちに不景気入りする可能性が非常に高くなっています。
そのため、リーマン級の暴落に備えるのも大事なことと言えます。
なので、ある程度利益の乗っているうちに少しづつでも利益確定をしながら、リスクを最小に保ちつつ利益を最大化できるよう、慎重な運用をしていきたいと思っています。