2019年7月31日に、僕の保有株の一つ、クイック(4318)の2020年3月期第1四半期決算が発表されましたので、進捗状況を確認しておきたいと思います。
2020年3月期第1四半期連結業績
これまで二桁%の伸びを示していましたが、今回はちょっと減速感を感じられます。
増収増益はしっかりと確保できてはいますが、売上高、営業利益、経常利益、純利益、ともに6~7%の伸びにとどまっています。
この会社は特に1Qで大きく稼ぐ事業タイプでしたので、今回も怒涛の快進撃を期待していたのですが、すこし失望感はあります。
とはいえ、1Qで、通期予想への進捗状況は65%で、前年同期に比べると遜色ない進捗ではあります。
ということは、通期の予想がけっこう低いというところにポイントがありそうです。
四季報を見ると、ちょっと見逃していたのですが、2020年の通期予想は、売上高で9.2%増、経常利益で1.4%増を見込んでいます。
このように今期は非常に低成長が見込まれてます。
コメント欄などは良い言葉が並んでいて、ちょっと油断してしまった感じではあります。
会社が出している通期の見通しをよく見てみると、今期は10月の消費税導入、米中問題やブレグジットといった国際情勢による景気の悪化懸念によって慎重な見通しが必要としてあります。
加えて、2019年には認可保育園を開園したことによる助成金収入により営業外利益が一時的に伸びたため、今回はその分伸びが緩やかに見える、といった状況にあるようです。
まだまだ時価総額も325億と、そんなに大きくない会社でありますので、このような単発的な出来事で、利益が大きく上下することも当然あることでしょう。
そうした状況でも、しっかりと増収増益を見込んでいるところは好感が持てます。
前年までで9期連続の増収増益でしたが、10期もしっかりと視野に入っていると思います。
まだまだしっかりと成長を遂げる、良い企業という視点に変更はありません。
6月には配当金としてNISA口座200株、特定口座100株に対して合計6433円をいただきました。
この会社は年に2回の配当となっていますのでこれはその半分ということになります。
配当性向としては40%還元を掲げておられますので、なかなかの高配当だと思います。
まだまだしっかり成長するにつれて、配当金の上昇も見込めますので、長期で保有していきたいと思っています。
株価の反応とまとめ
今回はちょっと期待はずれな面もあって、株価は二日で-139円下落しました。
そして、米中問題や円高などの地合の悪さも加わってさらに落ちていってます。
あまりに下げるようであれば、これはいい買い場だと思っています。
ある程度のところで買い増しも検討していきたいと考えています。