システム情報(3677) 上方修正&指定替え発表




保有株の一つ、システム情報(3677)が2019年3月13日の引け後に、大きな好材料を発表しました。

① 業績の上方修正

システム情報は、この5年の間に13回目の上方修正発表ということになります。
少し控えめな会社予想を立てて、そして確実にそれを上回った業績をたたき出してきています。
やはりこれは、堅調な会社だからこその大きな特徴だと思います。

 

今回も第2四半期時点で2桁の増加、そして、通期でも同じく2桁の増加を見込んでいることが発表されています。
着実に伸び続けている様子が窺えますね。
とりわけ昨今は、米中の貿易摩擦や、ブレグジット、といった外的要素のために業績を下方修正させる会社が多くなっています。
そんな中で、システム情報の業態は、日本国内の官公庁や企業相手の業務となっています。
そんなほぼ完全に内需株であるため、外的要因に左右されることなく、堅調な業績を続けているところが大きな魅力ですね。

② 東京証券取引所市場第一部指定承認

そして、ついに3月20日付けでの東証1部昇格が決定いたしました。
僕が昨年この株を購入したときには、東証JASDAQ市場に属しており、東証1部上場を目指していると四季報に明示してありました。
そして、そのステップとして、昨年9月には東証2部上場を果たしています。
現在、東証の市場に関して改革の案が出されており、1部上場のハードルが上がって上場が遠のくかと心配しましたが、しっかりとここで1部昇格を発表してくれました。

 

東証1部になると、大手の機関投資家からの銘柄の組み入れとか、知名度の向上による個人投資家からの注目も集まったりとかで、株価はさらに上昇する傾向があると言われています。
そんな瞬間に400株ですが、保有していられて非常にうれしいです。

③ 配当方針の変更および配当予想の修正(増配)

僕が購入した昨年は、配当が18円でしたが、途中で増配し19円になっていました。
そして今回は一気に26円への増配が発表されています。
株主への利益還元を大切に考えている、ということで、配当を手厚くする決定がなされています。
これまでは、配当性向30%を目標とされていましたが、今回から35%への変更ですね。
業績が好調で、配当の原資となるEPS(一株当たり純利益)の増加と共に、配当性向の引き上げで今回は大きな増配となりました。
これまでも、ここ5年間は毎年のように増配してきてますので、今後の配当額の伸びにも期待できると思います。

④ 株主優待制度の変更(拡充)

そして、株主優待でクオカードがもらえますが、今回、長期で持てばいっそう大きな額のカードがもらえる、という株主優待の拡充が行なわれています。
昨年は、クオカード500円分もらいましたが、2年以上もつことになる今年には、1000円分もらえそうです。
また、3年以上だと2000円分になります。
配当と共に、非常においしい特典となっていますね。

 

できるだけ長期で持ち続けたい、と思えるいい優待拡充だと思っています。

まとめ

今回の好材料4点セットの発表で、その翌日、システム情報の株価はストップ高(+300円)を記録しました。
翌日は急騰の調整で、半分ほど戻しましたが、そうこうしているうちに大きく上昇していくと期待しています。

 

特に、昨年秋の決算では、好決算にも関わらず立会外分売が嫌気されたのか、大きく株価を落としていきました。
しかし、今回のでわかるように、その分売は東証1部への指定替えのための布石だったわけですね。
市場参加者には短期目線の方が多いため、そんな不合理な株価の動きもあります。
でも、僕は中長期投資家として、しっかりホールドして、会社が大きく育つのを見守りたいと思っています。

 

今回の増配、株主優待の拡充で、この銘柄をしっかりと中長期で保有するための動機付けが強まりました。
まあ、それがなくても、業績はしっかりと堅調に伸びていますので持っておくつもりではあったんですけどね。

 

また、この会社は2015年と2017年に株式の分割をしています。
これも株価上昇を促す大きなきっかけになりえます。
すぐに次の分割があるかわかりませんが、そんな期待も持てるところがうれしいです。

 

ここまで増収増益で来ているシステム情報ですが、東証1部上場をきっかけにさらなる飛躍が見られると思います。
日々の株価の上下変動は気にせず、しっかりとホールドして大きく成長するのを見守るつもりです。