システム情報 2019年9月期 第1四半期決算発表
保有株のシステム情報(3677)が2月12日に2019年9月期 第1四半期決算を発表しましたので、進捗を確認したいと思います。
第1四半期連結業績
ちょっと今回は驚きの1Qでしたね。
イメージ的には、地道にこつこつ成長を遂げている感じを受けていましたが、今回は絶好調ですね。
売上高は25.5%増、営業、経常、純利益の前年同四半期比はそろって70%を超えてきました。
通期の進捗状況は33.9%で、昨年の21.9%を大きく上回っています。
また、上期(1Qと2Qの累計)の経常利益の会社予想は5.1億円が掲げられていますが、すでにこの1Qで69.8%が達成されており、業績の上振れが強く期待されます。
決算短信によると、AIを活用したコグニティブサービス、情報セキュリティサービス、クラウドサービス、RPAサービスなどのソリューションビジネスが着実にその裾野を広げていると述べられています。
いつもながら、これらが何を意味するのか僕にはトンチンカンなのですが、要するに業務の効率化・自動化などお客様の様々なニーズにお応えするサービスを着実に行なっているということのようです。
そして、パートナーとして、NTTデータ、ソフトバンク、世界トップの米国RPA企業UiPathなどとの連携も取られ、着実に仕事の幅を広げていっておられます。
これらの技術を駆使して、大手企業によるシステム構築・更改案件の増加および官公庁関連大型案件も継続したことから売上は順調に拡大したようです。
加えて、プロジェクト管理を徹底することにより原価の上昇を抑え、さらに販管費全般にわたって抑制に努めたことから、収益面でも大幅な増益を得ることが出来ています。
結果として、70%を超える増益を確保できたということのようです。
今回は1Qということで、業績予想の修正は発表されていません。
しかし、この成績を見る限り、上方修正はほぼどこかで発表されるのは間違いないのでないかと思われます。
株価の反応とまとめ
決算発表の翌日は株価は大きく上昇しました。
途中、ストップ高の前日比+300円にも張り付きましたが、最終的には前日比+279円という大きな上昇で引けました。
システム情報は、前回の本決算発表で上方修正と増配と共に好決算を発表したものの、同日発表の立会外分売が嫌気されたようで、大きく下落し、その後年末の暴落に巻き込まれて株価は低迷していました。
なので、今回もちょっと心配していましたが、今回はしっかり正しく評価されたようです。
やはり、地合の悪い時期には好決算でも売られることが多々あるようですね。
この1Q時点では、年明けと共にマーケットも落ち着いていたのも幸いだったのかもしれません。
もともと大きく下げていたのと、増収増益の数字から考えると、まだまだ上昇の余地はあると思います。
会社は、東証1部への市場変更も念頭に置いて努力しておられますので、これはけっこう期待の持てる銘柄だと思っています。
ぜひとも中長期で保有して、その成長を見守っていきたいと改めて確認できました。