7月の新規銘柄発掘 その3

※ (2018年11月28日投稿分 サイト移転のため)



クイック購入

システム情報に続いて、これまた魅力的な銘柄を見つけました。
クイック(4318  東証1部)です。

 

こちらも、ウィルグループと近い、人材派遣関連の会社です。
クイックでは、看護師、建設関連など、専門職の人材派遣、紹介がメインとなっています。
あと、リクルーティングや、M&Aにより、海外でも着実に利益を伸ばしていっています。
日本の人事部から世界の人事部へ、をスローガンに拡大路線を続けています。
やはりどこでも人手不足の社会となっていますので、需要が高いと思われます。

 

まずは四季報で業績確認。

 

まずは売上高ですが、順調に右肩上がりで伸びています。
4年で倍まではいきませんが、10%代後半の伸びを堅調に続けていることがわかります。

 

それに伴い、各種利益も順調に伸びてます。
この会社は、ウィルグループと比べると、遥かに営業利益率がいいですね。
18年3月は売上高167億で、営業利益が21億で、ざっと利益率は12%を超えてます。
ウィルグループの同時期の率は3%ほどですから、かなり上手に稼いでいることがうかがえます。

 

四季報のコメントでは、最高益続く、とありますね。
また、新規紹介分野への介入や、介護関連を強化、などとあります。
着実に成長を遂げている様子が見えてきます。
決算説明資料では、8期連続の増収増益、とあり、順調に伸び続けている会社であることは間違いありません。
連続で増益になっている、ということは、得られた利益を上手に用いながら並行して投資、拡大していっていることを示していると思われます。

 

また、配当金も連続増配を続けていて、配当利回りは2%を超えて、成長株にしてはなかなかよい配当がなされています。
配当性向は39.5%と、日本企業の中ではとても高いほうだと言えます。
株主優待もあり、株主への還元をしっかり考えていることがわかります。

 

財務面でも、安定感がみられます。
自己資本比率は65.8%と申し分ないです。
有利子負債も、利益剰余金の10%にも満たない数字に抑えられています。
ROEも25.5%で、効率よく利益を生み出しているようですね。

 

また、社長は和納勉さんで、よさそうなおじさんです。
1980年9月19日に、リクルートから独立して会社を立ち上げておられます。
9月19日起業だから「クイック」という名前にしたそうです。
それ以降、「関わった人全てをハッピーに」という経営理念の下に事業を営んでこられています。
理想だけでは会社は利益を生み出せないのかもしれませんが、クイックは見事にそれを両立しているようです。
これは、長期で応援していきたい、いい会社に感じられました。

 

というわけで、7/10に1719円、7/17に1740円でそれぞれ100株づつ、計200株を保有することになりました。

 

これは、ぜひとも伸びていって欲しいいい会社だと思ってますので、長期保有で温かく応援し、見守って行きたいと思っております。